モータコア製造過程の"転積"において三共製作所では3つの方式の転積ユニットをシリーズ化しています。
間欠割出し式のローラギヤカム機構を用いたカムユニットをサーボモータの連続回転で駆動する「固定角度割出しタイプ」、任意割出し式のローラギヤカム機構を用いたカムユニットをサーボモータの間欠回転で駆動する「任意角度割出しタイプ」、負荷軸とサーボモータを直結し任意割り出しが可能な「サーボモータ直結タイプ」があります。
固定角度割出しタイプ以外の2タイプもサーボモータの起動停止にカム曲線を用いており、三共製作所の転積ユニットは全て「カム」を用いて、位置決め完了時の残留振動低減を図っています。残留振動が小さくなることでプレス速度のアップ、パイロットピンの長寿命化につながります。また3タイプとも駆動源はユニットと一体となったサーボモータのため、プレス装置への面倒な駆動部設置やスプライン軸廃止などによるメンテナンス削減につながり、ランニングコストを大幅に下げることにつながっています。
間欠割出し式のローラギヤカム機構を用いたカムユニットをサーボモータの連続回転で駆動する「固定角度割出しタイプ」、任意割出し式のローラギヤカム機構を用いたカムユニットをサーボモータの間欠回転で駆動する「任意角度割出しタイプ」、負荷軸とサーボモータを直結し任意割り出しが可能な「サーボモータ直結タイプ」があります。
固定角度割出しタイプ以外の2タイプもサーボモータの起動停止にカム曲線を用いており、三共製作所の転積ユニットは全て「カム」を用いて、位置決め完了時の残留振動低減を図っています。残留振動が小さくなることでプレス速度のアップ、パイロットピンの長寿命化につながります。また3タイプとも駆動源はユニットと一体となったサーボモータのため、プレス装置への面倒な駆動部設置やスプライン軸廃止などによるメンテナンス削減につながり、ランニングコストを大幅に下げることにつながっています。
高信頼性
カム駆動による、抜群の動作信頼性と独自の振動吸収機構によるサーボモータの保護
同期性
同期性に優れたサーボ駆動システムを採用
容易な設置
プレスとの伝達駆動機構が必要ないためプレスへの設置が容易
- 積層モータコアプレス加工
システム略図
プレスに取り付けたレゾルバに追従する「完全同期タイプ」とプレス制御盤よりタイミング信号を入力することにより予め設定した条件で金型を割出す「スタート信号方式」の2タイプがあります。
(図は完全同期タイプのシステムを表します。)
固定角度割出しタイプ
間欠割出し式(インデキシングドライブをサーボモータで駆動)でプレスと完全に同期するため、高速でのプレス毎の毎回転積が可能です。
・高負荷・高速向けタイプ
・プレスに装着したレゾルバに同期し駆動
・プレスに装着したレゾルバに同期し駆動
転 積 | ○ |
スキュー | × |
任意角度割出しタイプ
ローラドライブ式サンデックスをサーボモータで駆動し、任意の割り出しが可能で、モータの制御にカム曲線を用いることで残留振動の低減を図っています。プレス毎の毎回転積が可能です。
・中負荷・低速向けタイプ
・サーボモータをカム曲線にて制御
・プレスからの入力信号で駆動
・サーボモータをカム曲線にて制御
・プレスからの入力信号で駆動
転 積 | ○ |
スキュー | ○ |
サーボモータ直結タイプ
負荷軸とサーボモータを直結しているためコンパクトなユニットです。モータの制御にカム曲線を用いることで残留振動の低減を図っています。プレス毎の毎回転積が可能です。
・軽負荷・高速向けタイプ
・サーボモータをカム曲線にて制御
・プレスからの入力信号で駆動
・サーボモータをカム曲線にて制御
・プレスからの入力信号で駆動
転 積 | ○ |
スキュー | ○ |
No. | 金型慣性モーメント kg・m2 | 割出角度 deg | 速度 spm |
1 | 3.8 | 120 | 260 |
2 | 0.018 | 72 | 600 |
3 | 0.0066 | 45 | 1500 |
お客様の仕様に応じて選定いたしますので、お問合せください。