同義語は⇒、類似語は→、関連語は▶印で示す。
さ 行 |
サイクルタイム (cycle time) |
運動の1周期に要する時間。 |
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材料係数 (coefficient of material) |
軸受材料の製法による、寿命への影響係数。 真空脱ガス法、真空溶解法などの製法での鋼は、大気溶解鋼と比べ非金属介在物が少ないため、フレーキングに対する耐性が強く、転がり疲れ寿命が著しく向上する。 |
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作業負荷トルク (working torque) |
カム装置の出力に作用する負荷を検討する際に考慮するもの。広義に定義する場合は慣性トルクと摩擦トルクを除くトルクを指し、狭義に定義する場合は、ばね力・重力・粘性抵抗によるトルクをいう。 | |
作動トルク (working torque) |
⇒作業負荷トルク | |
三共変形正弦曲線 (Sankyo Modified Sine, SMS-3) |
MS曲線における各区間の接続曲線を正弦曲線から代数関数式(-3は3次式を表す)に置き換えたもの。加速度の時間配分はMS曲線と同じで、この時Vmはやや大きく、Amは12%低減する。 当社オリジナル曲線 ▶変形正弦曲線、MS曲線 |
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三共変形台形曲線 (Sankyo Modified Trapezoid, SMT-3) |
MT曲線における各区間の接続曲線を正弦曲線から代数関数式(-3は3次式を表す)に置き換えたもの。加速度の時間配分はMT曲線と同じで、この時Vmが変わらず、Amが約7%減少する。当社オリジナル曲線 ▶変形台形曲線、MT曲線 | |
三共変形等速度曲線 (Sankyo Modified Constant Velocity, SMCV-3) |
MCV曲線における各区間の接続曲線を正弦曲線から代数関数式(-3は3次式を表す)に置き換えたもの。加速度の時間配分はMCV曲線と同じで、この時Vmがほどんど変化無く、Amが14%低減する。当社オリジナル曲線 ▶変形等速度曲線、MCV曲線 | |
三次元カム (3-dimensional cam) |
⇒立体カム | |
サンデックス (sandex) |
三共製作所のインデックス装置、ピックアンドプレース装置、トルクリミッタ、レデューサ、ベースマシンなど、カムユニットに関連したモーションコントロール製品の総称。〔商標登録〕 | |
残留振動 (residual vibration) |
従節が運動状態から停止状態に移った時(位置決め完了後)に従節に残っている振動。高精度の位置決めをするときには、これを極力小さくしなければならない。 | |
CAD/CAM (computer aided designing / computer aided manufacturing) |
企業の生産部門において、コンピュータを利用した設計と製図のためのシステムの一般名称をCADと呼び、製造過程を支援するコンピュータシステムをCAMと呼ぶ。 | |
シーケンス制御 (sequence control) |
運動において一つの動作の完了をスイッチで検出し、その信号により次の動作を開始させるなど、動作を順序だてて行わせる制御。 ▶同期制御 | |
GD2 (ジーディースケア) |
力学でいう慣性モーメントと同じ概念であり、重力単位系(工学単位系)における慣性モーメントの表現形式。「GD2」は一つの記号であるが、Gは重量、Dは回転直径を表している。 GD2=[重量]×[回転直径]2 (kgf・m2) ▶慣性モーメント |
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仕事 (work) |
物体に力が作用すると物体は力の方向に動かされる。いま、力Fが作用している間に物体がsだけ変位したとすれば、この際に力Fのした仕事WはW=Fsで与えられるスカラー量である。 | |
ジャーク (jerk) |
加速度をさらに時間で微分したもので、加速度の変化率をあらわす。⇒躍動 |
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自由振動 (free vibration) |
外力が無くなっても振動を続けるとき、これを自由振動または固有振動と呼ぶ。 ⇒固有振動 |
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従節 (follower member, follower, driven member) |
カムと接触する相手側要素(たとえばローラ)、ローラを支えるレバー、またはそれ以後の負荷系の総称。機構の出力側の節の総称。▶原節 | |
寿命時間 (hours of life) |
装置、機器またはその部品を所定の条件で使用するとき、それらがある程度の能力を発揮することのできる期間。当社のインデックス装置の場合には、すべて転がり接触のため、転がり軸受けの寿命計算法に準拠しており、統計的にその95%を保障する寿命をもって計算されている。 ▶信頼度係数 |
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重力加速度 (acceleration of gravity) |
地上の同じ場所では停止状態から落下した物体の加速度は同一になる。これは、地球の重力によって物体が落下しているためである。この時の加速度(g)は、場所によって異なるが、ほぼg=9.8m/sec2であり、これを重力加速度と呼ぶ。 | |
潤滑係数 (coefficient of lubricating) |
油膜形式が寿命に与える影響を示す係数。運転回転数における最低必要動粘度と、運転温度における動粘度の比から求められる。 | |
上死点 (top dead point) |
クランク・ピストン機構のピストンのような往復運動において、そのストロークの両端点をそれぞれ上死点、下死点と呼ぶ。どちらを上死点にするかは運動方向の定義によって決まる。一般には、機構の設置路の上側を上死点とする。 | |
自励振動 (self-excited vibration) |
振動を起こす外力が振動自身によって誘起するもので、次第に振幅が大きくなるか、振動が持続する。また、振動を止めれば加振力がなくなるので、自励振動はなくなる。ちなみに振動を止めても加振力がなくならないものは強制振動といい、自励振動と区別する。▶強制振動 | |
シングルドエル (single dwell) |
入力軸の1回転の間に割出を1回行うもの。片停留運動をいう場合もある。 ▶ツードエル |
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シンセシス (synthesis) |
カム・リンク機構において、所要の入出力関係、または所要の軌跡を得るべきリンクの長さや位置関係を決定(出力の運動を設定)して、カム・リンク機構の諸元を決定すること。総合ともいう。 | |
信頼度係数 (coefficient of reliability) |
転がり軸受の定格寿命計算では、統計的に90%を保障する寿命(信頼度90%)で計算式が作られている。用途によってはそれ以上の信頼度で装置寿命を延ばす必要があり、この目的で設定された寿命に関する補正係数のこと。なお、当社のインデックス装置では信頼度95%(信頼度係数0.62)を使用する。▶寿命時間 | |
スカラー (scalar) |
▶ベクトル | |
スキュー角 (skew angle) |
傾斜。回転体の回転方向と転動体の転動方向のなす角。 | |
ステーション (station) |
間欠割出装置やオシレーティングドライブの出力が停留する位置。コンベヤ駆動の場合は、コンベヤの停止する作業場所を指すこともある。→ストップ数 | |
ストップ数 (number of stops, number of stations) |
間欠割出装置において、出力軸が1回転中に停留する回数。ストップ数がSの場合、1回の割り出しに対して出力軸は(360°/S)回転する。→ステーション | |
ストローク (stroke) |
停留状態から動き出して次の停留状態までに移動する距離。運動の変位量。 ⇒行程 |
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スパイダ (spider) |
狭義には、カム機構の従節部材の内、カムフォロアが取り付けられている板上の部材をいう。広義にはカムフォロアも含めていう。→タレット | |
スミアリング (smearing) |
かじり。周速が異なる二接触間の急激な接触や異物の噛み込みなどにより生ずる。このように、転動体が正常に回転せず軌道面とすべりを起こすと、これらの接触面で油膜が切れ、ごく小部分で焼き付きが群がって発生する。 | |
スライダ (slider) |
直動型のすべり対偶である機構要素。回転運動を往復運動に変換する機構として代表的なものにクランク・ピストン機構があるが、その出力部である滑動部。 | |
静定格荷重 (static rated load) |
機械・装置が停止時や比較的低速回転の時に、ある応力を超える大きな荷重を負荷したり、大きな衝撃荷重を負荷すると軸受の軌道輪や転動体に局部的な永久変形が生じ、騒音や振動の原因となる。この永久変形をある限度内にとどめるために決める、静止時に負荷できる最大荷重。 ▶動定格荷重 |
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静定格トルク (static rated torque) |
カム装置の許容負荷容量を表し、カム装置を駆動していないときに負荷しても装置の性能に影響を与える損傷がないトルクの限界値。▶動定格トルク | |
接触子 (follower) |
カム輪郭に直接接触する機構要素。代表的なものにはローラフォロア、ナイフエッジおよび平板状あるいは曲面上の接触子がある。▶カムフォロア、ローラフォロア | |
接触幅 (contact length, contacted length) |
カムとカムフォロア、ニードルとスタッド(軸)、ニードルと外輪などの2つの転動体の接触する線の長さ。接触面圧を求める際に必要となる。 | |
接触面圧 (pressure of contacted surface) |
曲面をなす二物体の接触面にかかる集中応力。ヘルツの式を用いて求めることができる。 ⇒ヘルツ応力 |
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ゼネバ機構 (Geneva drive, Geneva mechanism, Maltese wheel) |
原動車に固定されたピンまたはローラが従動車の案内溝の中を移動することにより、従動車に間欠運動を与える機構。カム機構と異なり、割付角はストップ数が与えられると一意的に決まってしまうため、設計の自由度が少ない。また加速度は割出しの開始時と完了時に不連続になる。 | |
尖端従節 (follower with knife edge, knife edged follower) |
カム面とナイフエッジ状の尖端で接触する従節。接触子の軌跡はカム輪郭と一致する。摩耗しやすいので通常は1~2mmの小さなRをつけて用いる。 ▶円端従節、平端従節 |
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総合 (synthesis) |
⇒シンセシス |
| あ行 | か行 | さ行 | た行 | な行 | は行 | ま行 | や行 | ら行 | わ行 |
同義語は⇒、類似語は→、関連語は▶印で示す。