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ゼロバックラッシ高速割出装置 ローラドライブ CNC RSシリーズ

概要
特長
機種使用例
仕様
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概要

直進系にボールスクリューがあるのに対し、三共は回転系に対し、ローラギヤを用いることにより直進系と同等の性能をかもし出すことに成功している。このローラギヤとグロボイダルカムから成るローラギヤカム機構は、ボールスクリューと同様に予圧構造がとれるためバックラッシが無く、また転がり接触のため剛性が高く効率も良いです。もちろんクランプ装置は不用です。
RSシリーズ4機種
| RS100 | RS170 | RS200 | RS240 |

特長

恒久的な精度
ローラドライブメカニズムの採用により、長期にわたる使用での製品内部の部品劣化や、精度の経年変化は無く、耐久性に優れています。
定期的な校正や調整作業は必要ありません。
ゼロバックラッシによる優れた特性
ローラドライブメカニズムの採用により、外力に対しても挙動の乱れる事の無い忠実な出力動作が可能で、回転角度精度10秒以下という
高精度位置決めを実現しながら、硬鋼の重切削にも対応可能です。
ノークランプ動作
ローラドライブCNCは構造上ガタが無いので、クランプ動作を必要としません。この構 造により、クランプ、アンクランプ時間を削減でき、従来の油圧式システムのようにエネルギーも必要としません。
メンテナンスフリーと高いコストパフォーマンス
トルク伝達は転がり接触によるため、内部機構に磨耗が発生せず、長期間の使用でも初期精度と変わらないレベルを維持します。

<運転条件>
テーブルサイズ:出力テーブル径 170mm
負荷イナーシャ:0.5kg・m2
割出し角度:36°(1方向割出し)
割出し時間:0.35sec
<500万回割出し後の精度>
項目 ウォームギヤ ローラドライブ
精度変化量 42.1sec
(メンテ無し想定)
0.9sec
バックラッシ量 18μm 0
※左グラフのローラドライブは、当社 運転動テストによる実測値です。
(両社とも同じテーブル径の試験機を使用)
ローラドライブCNCでは経時変化が極小のため定期メンテナンス費用を抑えることが出来ます。グラフは

・ウォームギヤ式円テーブルは、年2回のメンテナンス作業が必要。
・両社とも維持費(オイル交換等)は、年間3パーセントとしている。

※両社とも同じテーブル径のサイズにおけるコストイメージです。

加工例

工具研削
ゼロバックラッシ連続加工で精度向上
自動車部品加工
高速位置決めで非切削時間を削減
自動車部品加工
高速位置決めで非切削時間を削減
自動車部品加工
5軸同時精密連続加工
医療部材加工
コンパクトな5軸構成で難材加工が可能
鏡筒・金型加工
高速精密な連続切削

仕様

RS本体仕様
特性項目 単位 RS100 RS170 RS200 RS240
テーブル外径 mm φ100 φ170 φ200 φ240
テーブル中空径 mm φ50 H7 φ80 H7 φ100 H7 φ130 H7
センタハイト mm 125 115 125 132
減速比   1/60 1/60 1/60 1/90
テーブル最高回転数 rpm 75 75 75 55
位置決め精度 arc.sec ±15 ±15 ±10 ±10
繰り返し精度 arc.sec 8 8 4 4
製品質量 kg 38 44 56 72

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製品カタログ
外形寸法図
2D-CADデータ
3D-CADデータ

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