ウォームギヤのすべり機構からローラギヤカムによる転がりの時代へ
1973年、三共製作所は回転位置決め装置 インデックスドライブを日本で初めて開発、そのコア技術のベースになったのがローラギヤカム機構です。バックラッシの完全除去をはじめ、高速対応、剛性、トルク出力が高いことなど、信頼性の高いこの機構は今、当社の主要商品「ローラドライブ」に組み込まれ自動機械の中枢を担う主要コンポーネントとして絶大の信頼と評価を得ています。
ローラドライブは、精度・剛性・耐久性に優れたローラギヤカム機構を応用した、究極の回転高性能位置決めユニットです。直進が台形ねじから伝達効率の良いころがり方式のボールねじに替わったように、ローラドライブは回転位置決めに高剛性、高トルクのころがり方式 ローラギヤカム機構を採用しています。独自に開発したこの機構がサーボの制御性能をフルに活かした正確な動きを実現、高精度を要求される工作機械の回転位置決めとして今、ローラドライブに大きな期待が寄せられています。三共製作所は動作の高速化、位置決めの高精度化、重荷重駆動用の高トルク化、加工品質向上のための高剛性化といったそれぞれの用途に特化した様々な製品バリエーションを展開、お客様のニーズに対応した製品作りをしています。
ローラドライブの導入実績としては、機械の位置決め軸、液晶ガラス基板の端面研磨装置、大型ガラス基板搬送ロボット、自動車用大型溶接機用ポジショナ、太陽光発電パネルの自動追従装置、LED選別機といった、多方面での採用が挙げられます。
特に主要な日本国内工作機械メーカの高精度位置決め回転軸として高い評価を得ています。